sakuma51’s blog

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成田氏からの11月18日付メール その1

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11/15に2024年の大統領選にトランプが出馬すると表明した。米国の主要メディアは、トランプの大統領選への出馬表明に対し、非難と酷評の限りを尽くしている。米国の主要メディアの主張をコピーして伝えることしか出来ない哀れな日本の主要メディアも同様の主張をしている。 トランプが米国のエスタブリッシュメント(支配階級)に挑戦状を突きつけたのは今回が3度目だ。1回目は2016年の大統領選で、この時はトランプが勝利した。2回目は2020年の大統領選で、この時はトランプは破れた。前回までの2回は、エスタブリッシュメントvsトランプの戦いだった。しかし、今回の中間選挙で、トランプは共和党をほぼMAGAの議員に置き換えた。従って、2024年の大統領選挙は、今までとは違う戦いになる。エスタブリッシュメントvs MAGAムーブメントの戦いになるからだ。 今までトランプは一人で戦って来た。トランプは政党や派閥など持たなかった。2020年の大統領選で負けた後の2年間で、トランプはMAGAの議員を大量に当選させた。今回の中間選挙で、トランプが推したMAGAの候補者は230人も当選した(負けたのは20人以下)。トランプは2024年の大統領選ではMAGAムーブメントで戦うと言っている。「これはわたしの選挙運動ではない。これはわたし達全員の選挙戦になる」、「ワシントンのエスタブリッシュメントは我々を黙らせようとするが、我々はそうはさせない」、「エスタブリッシュメント共和党予備選に必ず誰か候補者を立ててくる。それとの戦いになる」と発言した。 エスタブリッシュメントとは、民主党共和党両方の党幹部と政府官僚たちのことだ。ビル・クリントンジョージ・W・ブッシュJr、バラク・オバマは政党は違うが、今は彼らは手を結んで反トランプ、反MAGAで結束している。エスタブリッシュメントとは、主要メディア、バイデンと民主党共和党、ディープステート、司法省とFBIのことだ。トランプはこれら全てと戦わなければならない。今まではそれを一人で戦ってきた。しかし、次の2024年はトランプ一人ではない。MAGAムーブメントとして戦う。 トランプが出馬表明で語らなかったこと、そして誰もが知りたかったことは、副大統領候補を誰にするかだ。ネットでの関心は、もうそちらの話題で持ちきりだ。今の時点で、すでに候補者のリストが出来ているという。一人目はカリー・レイク。中間選挙で最大の話題となった女性だ。彼女はアリゾナ州州知事選に立候補して、最後の最後で敗れた。多分、不正があったのだろう。彼女はアリゾナのテレビ局でアンカー・ウーマンを務めていたので、マスコミの対応や言葉の使い方がとても上手い(アンカーとは日本では余り言わないが、ニュース番組の中でリーダーとして情報を伝える人だ。それだけでなく番組制作にまで携わっている人のことだ。日本のニュースキャスターのような役割を行う)。 二人目はトゥルシー・ギャバ-ド(ハワイ選出の元民主党下院議員、民主党全国委員会の副議長を務めた。2020年の大統領選では有力な女性大統領候補の一人として、メディアで名前も挙がった)だ。民主党の下院議院でありながら、バイデンの政策に反対して10月に民主党を離党した。共和党には入っていないがMAGAムーブメントの支持者だ。彼女が副大統領候補になれば、民主党の票をかなり引っ張って来れると言われている。 三人目はマージョリー・テイラー・グリーン(通称MTG)だ。まだ1期目の共和党下院議員だが、共和党の下院を代表する議員になっている。彼女の何が凄いかというと、抜群の人気がある(Twitterのフォロワー数が130万人)。応援演説に行っても人が大勢集まる。資金集めも上手い。なので、彼女が本命かも知れない。 四人目はイリース・ステファニク。共和党下院のNo.3、つまり共和党下院の役員になっている女性だ。選挙前は、このポジションにリズ・チェイニーがいた。彼女は、まだ30歳代だ。 五人目はニッキー・ヘイリー元国連大使。トランプの1期目の初めの2年間に国連大使を務めていた。一時期トランプとは離れていたが、最近またトランプと近いという。 六人目はティム・スコット上院議員共和党上院議員の中で唯一の黒人だ。副大統領には大統領にないものが求められるので、彼の名前が挙がっている。 数ヶ月前までは、ロン・デサンティス(フロリダ州知事)の名前が挙がっていた。しかし、今はリストに彼の名前はない。それは中間選挙でトランプと距離ができたからだ。彼も素晴らしい政治家だが、MAGAムーブメントには入っていない。今回の上院選でデサンティスはコロラド州共和党候補にジョー・オデアを推薦し応援したが、大差で負けた。オデア候補はMAGAではなくRINOでリベラルの主張をしていた人物だ。これはどういうことかと問題になった。 トランプが2年後に共和党の大統領候補になったとしても、また今回や2年前のような不正があれば勝てない。なので、トランプは投票方法を次のように提案している。先ず期日前投票や郵便投票は禁止し、同日投票のみにする。開票も選挙日の夜に全て行い集計する。しかし、幾らトランプが提案しても、2年後にそのようになる訳ではない。依然として懸念は残る。 では、トランプの出馬表明の後、この2年間で何が起きるのかだ。ロシア対NATOの世界大戦の可能性が高くなったと言える。トランプは、「わたしが在任していた頃の世界情勢は、比較的平和であった。中国、ロシア、イラン、北朝鮮は互いに牽制していた。彼らは米国を尊敬していたし、わたしを尊敬していた。わたしは彼らをよく理解していた」。トランプの出馬表明と同じ日に、ポーランドにロシアからのミサイルが撃ち込まれたというニュースがあった。NATOは反撃すべきという主張があったが、調査の結果、ウクライナからのミサイルであったことが判明した。全く酷い話だが、何とかしてロシア対NATOの世界大戦に持って行こうとしている勢力がある。トランプはそんな勢力と戦っている。 そして、この2年間の間に中国の台湾侵攻が行われるだろう。残念ながら、この可能性が極めて高いと言われている。トランプが大統領になったら、中国は台湾侵攻をやり難くなるからだ。中国は何が何でも台湾を取りに来る。それをやるには、この2年間しかない。日本はこのことを考えておかなければならない。 以上のように考えると、11/15のトランプの出馬表明は、グローバリストへの挑戦状だということだ。 (2019) 2022.11.16【米国】トランプ2024大統領選出馬表明はグローバリストへの挑戦状【及川幸久−BREAKING−】 - YouTube バイデンが大統領に就任して、直ぐにメキシコ国境を開放した。その結果、米国は大変な危機に見舞われてしまった。僅か、1年10ヶ月間で400万人もの不法移民が米国になだれ込んでしまったからだ。 不法移民が殺到しているテキサス州のグレッグ・アボット知事は、11/15に遂にメキシコ国境に「侵略条項」を発動した。記録的な勢いで国境を不法に越えてくる移民の流入を止めなければならないからだ。NYポストの表紙にも取り上げられた通り、1日あたり平均1万8000人もの不法移民がメキシコ国境を越えて米国に流れ込んでいる。これはあり得ない。このあり得ないことを、この国のリーダーであるバイデンが推し進めている。 アボット知事は11/15に、「わたしは、米国憲法テキサス州憲法の侵略条項を発動し、テキサス州を侵略から守る為に前例のない手段を全面的に取ることを許可する」と宣言した。この「前例のない手段」とは、「国境を守る為に州兵を大量に配備し、不法移民や犯罪者を逮捕する。更には国境に壁を建設する」というものだ。トランプが大統領に就任して最初にやったことは、この国境の壁の建設だった。ホワイトハウスを離れる最後の最後まで国境の建設を続けた。トランプは壁の建設に拘った。しかし、議会の反対で予算が付かず、完成させることが出来なかった。バイデンは完成していない壁を開放して不法移民を受入れた。アボット州知事は、その壁を建設して完成させると宣言した。そして、不法移民と共に入って来るメキシコの麻薬カルテルを外国人テロ組織に指定した。 この麻薬とは何のことか。それはフェンタニル(合成オピオイドの鎮静剤、麻薬。モルヒネの50~100倍の鎮痛効果がある)のことだ。この薬物の過剰摂取で死亡した米国人は1日あたり250人(1時間あたり11人)もいる。この死亡者数は前例のない多さだ。そればかりでなく、犯罪者も大量に米国に流れ込んでいる。彼らの標的になっているのは弱い人間(子供や女性)だ。とてもYouTubeでは言えない犯罪が多発するようになってしまった。大変な悲劇が今、米国で起きている。その原因を作ったのは、米国の大統領なのだ。 本当は、これが中間選挙の最大の争点になる筈だった。これだけの問題を起こしておいて、どう考えても民主党が勝つはずはない。ところが民主党は善戦した。これはどういうことか。民主党の上院のリーダーであるチャック・シューマーは11/16に、「すでに米国にいる1100万人以上の不法移民/不法滞在者に恩赦を与えるべきだ。米国人と同じように市民権を与えるべきだ。なぜか。それは、米国人はもう子供を作らないので、米国の人口を維持し、米国の経済を維持するためには、移民が唯一の答えだから」と発言したという。 このような考え方は、10年前にEUが国境を開放し、イスラム系移民を大量に受入れることを求めた時に使われた考え方だ。当時、EUは国境を開放して大量のイスラム系移民を受入れた。その結果、欧州の至る所にモスクが建てられ、犯罪とレイプが激増し、欧州の人々の権利が移民たちに奪われてしまった。欧州の文化と伝統も破壊され、テロが起きるようになった。それに嫌気がさして英国はEUから離脱した(これが2016年のブレグジット)。 移民を積極的に受入れたスウェーデンは今、どうなっているか。レイプ事件が過去5年間で4万件も起きている。これは過去46年間で2200%の増加だ。EUは今、移民の犯罪を必死になって隠蔽しようとしている。事実が明らかになると、EUがこれまで取ってきた開放的な国境政策の失敗を認めることになるからだ。これと、全く同じことをバイデンは今、しようとしている。 メキシコ国境の州は、不法移民をバスに乗せてワシントンDCやニューヨークなどの左派市長の都市に運んだ。これらの左派市長たちは当初は歓迎したが、今、大変なことになっている。犯罪が激増してしまったからだ。なので、これらの都市は非常事態を宣言するまでになっている。 ではなぜバイデンや民主党、チャック・シューマーは、何でこんな愚かなことをするのだろうか。これにはちゃんとした目的がある。民主党の真の目的その1は、不法移民に市民権を与え、選挙権も与えて民主党の票田にすることだ。民主党のお陰で米国に入れた。そして民主党のお陰で米国民になれ、選挙権も与えられた。なので、彼らは生涯にわたって民主党の支持者になる。これを数百万人、数千万人単位で行えば、永遠に民主党政権を維持できる。 民主党の真の目的その2は、西洋文化の破壊だ。西洋文化には他の文化にはない「自由の理念」があるからだ。なぜか。それは社会主義者が最も嫌うものが「自由の理念」だからだ。社会主義者共産主義者はグローバリストだ。グローバリストの目的は支配だ。そのための最大の障害が、個人個人に与えられた「自由の理念」だ。これがキャンセル・カルチャーと言われる運動で、米国人が自らの歴史と文化を破壊している。 これが今、米国で起きていることだ。だとすると、トランプは米国にとって必要なのか。或いは必要ないのか。トランプが行っているMAGA(Make America Great Again)のスローガンはグローバリズムと戦う反グローバリズムの運動だ。トランプが再び次の大統領選に出馬表明した意味はここにある。 考えてみると、米国で起きていることはそっくりそのまま日本でも起きている。しかし、日本ではトランプのような人はいない。MAGAのような運動の盛り上がりもない。日本は果たして大丈夫なのか。とても心配だ。 (2020) 2022.11.17【米国】不法移民400万人雪崩れ込み!!トランプが救えるか?国境解放し不法移民に市民権を与え国家崩壊する米国!【及川幸久−BREAKING−】 - YouTube 以上、成田

成田透氏のプロフィール
日本アイ・ビー・エム(株)に30年勤務。システムズ・エンジニア(SE)として、金融機関(都銀・長信銀)を担当。退職時は金融システム・ソリューション部長。
退職後はIBM関連会社の役員を歴任。最後は(株)エムティーアイで常務取締役ITセンター長。
数々の大規模システムの構築や大規模プロジェクトを成功裏に実施した。現在72歳。