sakuma51’s blog

川崎市からみんなに役立つ情報発信をします。

成田氏からの11月23日付メール

   こちらは今年の11/11に超有名な医学雑誌「ランセット」に掲載された論文です。投稿者はカタールの医者、研究者です。論文のタイトルは、「カタールにおけるCOVID感染および重症化に対して、mRNAワクチンと比較した自然既感染の防御力」についてというものです。 なぜこのような研究を行ったか。それは自然感染免疫とワクチンの比較は、入国させる場合にワクチン接種を義務づけるかどうかの判断に重要だからです。結論は、ワクチンを打っていなくても入国を許可するというものです。今やワクチン接種をしていないと入国させないなどと言っているのは日本くらいです。 カタール政府は自国のデータベースを使って、実に入念な研究を行った。それはワクチン接種歴やPCRなどのCOVIDテスト歴、入院歴や死亡履歴などを使ったものだ。対象となるグループは、ワクチンを打っていない既感染群は2020年2月から今年5月までの28ヶ月間から選んでいる。ワクチン接種群は2回接種の人のみで2021年1月から今年5月までの17ヶ月間から選んでいる。最終的な人数は、ワクチン非接種群と接種群は、ファイザーワクチンはそれぞれ104,500人、モデルナワクチンはそれぞれ61,955人。人数だけでなく年代や出身国、持病の有無まで、ペアリングしたそれぞれの対照群をピッタリ合わせている。つまり、完全にマッチングして比較した研究なのだ。調査は3ヶ月後から10ヶ月間(300日間)行った。これは3ヶ月経たないと再感染の判断が出来ないからだ。結果的に、3ヶ月しか効かないワクチンなど意味がない。 この結果は、ファイザー、モデルナ共にワクチンを打たなかった人(つまり、自然感染した人)の方が、ワクチンを打った人の半分しか感染しなかった。つまり、感染予防効果はワクチンを打たなかった人の方が2倍あるという。また、重症化予防効果は、ファイザー、モデルナのワクチン接種した人より、接種しなかった人の方が4倍あるという結果だった。 日本政府と日本の専門家たちは、このカタールの研究論文を知らないのだろうか。この大規模な検証結果を知れば、ワクチン接種による免疫獲得よりも自然感染して獲得した免疫の方が遥かに強力であることが分かる。無知な日本政府と日本の専門家たちは、海外の論文をしっかり読むべきだろう。シカ先生の病院にも、5回目接種の案内が来たが、もう打ちたくないと言う人が半分くらいいるという。どうしても打つなとは言えないが、こんな危険で効果の無いワクチンは打ってはいけないとシカ先生は言う。 今、カタールのドーハでWCサッカーが開催されている。日本からも多くのサポーターがドーハに応援に行っている。彼らは試合会場に行って驚くに違いない。数万人のサポーターや観客は、誰一人としてマスクなどしていない。そして今まで通り、大声を出して熱狂的に応援する。日本が世界の常識から、どんなに遅れているかを知るに違いない。 自然感染免疫はワクチンより数倍強いと言っている論文(カタール) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) こちらは今年の8月5日に医学雑誌に掲載された論文です。投稿者は室蘭市立総合病院と札幌にある中村記念病院の共同研究です。論文のタイトルは、「mRNAワクチン接種後の両側視神経炎」という眼科の医師からの投稿です。 患者は53歳の男性で、1回目接種の11日後に左目がぼやけて見えないという症状と左側頭部痛があった。左目の視力は、目の前に指をかざすとぎりぎり指の数が分る程度だったという。つまり、左目の視力は殆ど無くなっていた。左目のMRI撮影像でも視神経炎が酷い状況だった。 治療は本格的な自己免疫疾患の患者に対するのと同じ治療法が取られた。2週間後に視力はほぼ回復した。だが、これで治ったと言う訳ではない。現在は2週間毎に投与するステロイド剤の量を減らして経過を見ている状況だ。症状が悪化したら、また治療薬を増やさなければならない。 考察としては、種々のワクチン接種後に視神経炎の症例報告が幾つも挙がっている。原因は抗原を攻撃する抗体が視神経の正常細胞と似ているために視神経を攻撃してしまう(交叉免疫)ことや、同じく抗原の周りの正常な視神経細胞をT細胞が攻撃してしまう(T細胞免疫)こと、アジュバント活性が強すぎて過剰反応を起こしてしまう(過剰反応)などが考えられるという。今回のmRNAワクチンもこのメカニズムと同じなので、この医師は自己免疫疾患を疑っている。 米国のVAERSでは、半年間で58例のこのような症例報告がある。VAERSでは接種後、平均で9.4日後に発症している。この患者は11日後に発症したので、ほぼ同じだ。日本でも、これと同じ症例で50人~70人くらいは闘病されている可能性がある。多くの患者の治療後の経過は良好だが、3人に1人は視力障害が残る。この患者も左目がほぼ見えない状況だったので、完全に元通りに見える状況に戻れるかどうかだ。 ワクチン後症候群の症例報告論文(室蘭市立総合病院) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) こちらは10/24に公開されたプレプリント(正式な査読を受ける前に登録・公開された学術論文)で、投稿者はコロンビア大学ミシガン大学です。タイトルは、「米国でBA.5の二価ワクチンの抗体反応」です。 3回目まで武漢型ワクチンを接種して4回目にまた武漢型ワクチンを接種した場合と、4回目はBA.5の二価ワクチンを接種した場合の抗体価の比較をしている。結果は4回目にBA.5の二価ワクチンを接種した方が、武漢型ワクチンを接種した人より1.2倍抗体価が高かった。これは有意差がないと評価している。つまり、統計的に「BA.5の二価ワクチン」の効果は無いと言うのだ。 この原因は抗原原罪が起きているからだと言っている。抗原原罪とは、前に3回も武漢型ワクチンを接種しているので、BA.5の二価ワクチンを接種しても武漢型の抗体が誘導されてしまい、オミクロンの抗体が誘導されないということだ(BA.5の二価ワクチンにも武漢型の抗体が入っている)。 では、この投稿者はどうすれば良いと言っているのか。それはBA.5の二価ワクチンを更にもう一度接種(BA.5の二価ワクチンのブースター接種)して評価すべきだと言う。マウスでの実験では、BA.5の二価ワクチンを打つと2.5倍も抗体が産生された(この結果は有意)。しかし、人では1.2倍した抗体が産生されなかった。 この報告を聞いて、皆さんはどうお考えだろうか。BA.5の二価ワクチンはマウスでしか実験していない。今、日本で行われていることは、人を使って実験しているのだ。我々は人体実験の実験材料にされているということだ。それも日本政府が国民全員に努力義務を課して接種を呼びかけている。トンデモナイことが日本で行われている。 YouTubeアカバン前の重要動画「BA.5二価ワクチンの抗体反応」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) こちらは今年の7/19に医学雑誌に掲載された論文です。投稿者は和歌山県立医科大学で、論文のタイトルは、「ファイザーワクチン接種後の単独ACTH欠損症」です。 31歳男性で症例は、2回目接種後の翌日から全身倦怠感、発熱、頭痛、吐き気、下痢などが続き、4日目に近所の医師に診断に行かれた。初診の診断は軽度意識障害低血糖、低ナトリウムだった。これは典型的な副腎皮質障害の症状だ。ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の価が低いので脳下垂体異常の症状だ。コルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種、生体にとって必須のホルモン)の価も低いので、これは極めて重症だ。急性副腎不全という診断だった。この患者はホルモン補充療法で退院した。1ヶ月後に和歌山県立医科大学で精密検査を行った。依然として低血糖、低ナトリウムなので、とても歩ける状況ではない。ここでの検査では、依然として副腎からコルチゾールが分泌されていない。上位組織の脳下垂体からもACTHの分泌がなかった。脳下垂体から分泌される他の3つのホルモン(甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、成長ホルモン)は正常だった。なので、ACTH単独欠損症と診断された。 なぜ、こんなことになってしまったのか。mRNAワクチンの内分泌系副作用としては甲状腺のものが多く、今回のケースはアジュバント因性自己免疫炎症症候群(ASIA)と考えられている。この患者は急性副腎不全を発症していたので、気付かなかったら死んでいたかも知れない。なので、迅速に診断して、早期に治療しないと危なかった。通常の副反応を起こした人の中にも、副腎不全の人がいるかも知れない。こういう認識が、早期の診断と治療に必要だとこの論文の投稿者は言っている。mRNAワクチンに含まれるアジュバントは副腎にダメージを与える。なので、ワクチン接種後に全身倦怠感などで歩けなくなったら副腎の異常を疑うべきだろう。シカ先生は医薬品のヒドロクロチゾンを常備しているという。この患者は、命は助かったが死ぬまでヒドロクロチゾンの投与が必要なのだろう。 ワクチン後症候群の症例報告論文(和歌山県立医科大学) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

成田透氏のプロフィール
日本アイ・ビー・エム(株)に30年勤務。システムズ・エンジニア(SE)として、金融機関(都銀・長信銀)を担当。退職時は金融システム・ソリューション部長。
退職後はIBM関連会社の役員を歴任。最後は(株)エムティーアイで常務取締役ITセンター長。
数々の大規模システムの構築や大規模プロジェクトを成功裏に実施した。現在72歳。