sakuma51’s blog

川崎市からみんなに役立つ情報発信をします。

成田氏からの11月10日付メール その2

中間選挙の結果が見えてきました。残念ながらレッド・ウェーブは起きませんでした。下院では起きましたが、上院と州知事選では起きませんでした。大きな期待を寄せていた方は、がっかりされたと思います。共和党の候補者が優勢だと予想されていた選挙区で、悉く共和党議席を得ることが出来ませんでした。 共和党は勝つには勝ちましたが、思ったほど勝てなかった。それを象徴する選挙がアリゾナ州州知事選挙でした。共和党のカリー・レイクが圧勝すると誰もが思っていました。彼女のバックにはトランプが付いているし、圧倒的な知名度もある。ところが、投票日の当日に州の20%の投票機が故障して投票できなくなったのです。幾ら待っても回復しないので、多くの有権者は自宅に帰ってしまったか、別の投票所に行ってしまった。しかし、別の投票所から投票してもカウントされないことがある。これがどう影響したか分かりません。懸念されていた民主党妨害工作であるかも分かりません。 トランプはこの事態に直ぐさま動きました。緊急メッセージを発して有権者に訴えたのです。投票機が故障したのはアリゾナ州だけではありませんでしたが、特にアリゾナ州マリコパ郡(アリゾナ州の最大の票田)の有権者に向けて、投票所から動かないで投票できるまで待っていて下さいと。そこで投票しないと有効な投票になりませんよと。この緊急の訴えも虚しく、多くの有権者は自宅に帰ったり、別の投票所で投票してしまったそうです。トランプはNews Maxの生番組に電話して、「アリゾナ州で起きていることを見ると心配だ。機械が故障し、適切に装備されていない。機械に票を入れても、票が出てこない。すごい行列になっている。ペンシルバニア州では投票用紙不足で投票時間を延長していることも気になる」、「問題なく進めば、共和党の大勝利になる。ただ彼らがどのレベルで不正を行うか分からない」と、投票日当日に起きたトラブルで訴えた。 現在(日本時間10日18:30)の当選確実は、下院は民主党:184議席共和党:207議席、上院は民主党:48議席共和党:49議席ネバダ州とアリゾナ州はまだ結果が出ていません。ジョージア州は双方とも50%に達しないので12/6に決選投票を行うことが決まりました。 元トランプ政権の政策顧問であったスティーブン・モアは、「有権者の75%が米国は間違った方向に進んでいると言って、インフレや経済について怒っている人が大多数だ」、「これで(共和党が)勝てない筈はない。現代で最も不人気な大統領にも拘らず、民主党の現職の知事や上院議員が一人もひっくり返らない。これはあり得ない。少なくとも2020年まではあり得なかった」と言っている。 そんな状況の中、元共和党の下院議員ロン・ポール(今回再選されたランド・ポール上院議員の父親)が、来年1月からの新議会に提案している。その提案とは、「今の議会で決定したウクライナへの巨額の資金注入を取り消すべきだ」と。これは極めて重要な提案だ。ウクライナ戦争とは、米国・NATOとロシアの代理戦争だからだ。そんな戦争にウクライナの人たちが巻き込まれている。この戦争に米国は600億ドル(日本円で8兆7000億円以上)も投入している。共和党の下院議員であるマージョリー・テイラー・グリーンは、「共和党の元では、ウクライナに1ペニーたりとも渡さない」と発言した。この代理戦争を終わらせることで、世界的な核戦争の可能性を減らすことが出来るからだ。バイデンがやっていることは、核戦争に繋がりかねない危険な戦争をどんどん煽っている。これを止めることが、新しい議会の役割だとロン・ポールは提案している。 (1990) 2022.11.9【米国】中間選挙で“赤い波”は起きなかったが、共和党は勝利【及川幸久−BREAKING−】 - YouTube 以上、成田

成田透氏のプロフィール
日本アイ・ビー・エム(株)に30年勤務。システムズ・エンジニア(SE)として、金融機関(都銀・長信銀)を担当。退職時は金融システム・ソリューション部長。
退職後はIBM関連会社の役員を歴任。最後は(株)エムティーアイで常務取締役ITセンター長。
数々の大規模システムの構築や大規模プロジェクトを成功裏に実施した。現在72歳。